- TOP>
- 浅草観光人力車くるま屋>
- 体験取材(知っ得)
◆体験周遊コース◆
昭和レトロな下町めぐりコース&東京スカイツリー絶景コース
所要時間:約40分
11月某日、気温16℃ほど、曇りの午前10時。
平日の午前中だというのに雷門周辺はすでに人だかりが出来ていて、浅草の観光地としての人気が伺えます。
半分は近年増加している外国人訪日客じゃないのかというくらい欧米、アジア、様々な方々が楽しそうにショッピングや撮影をしています。
本日の主役「人力車」にフォーカスしてまず驚くのは、雷門通り沿い、雷門前の交番横周辺に駐車禁止の下に「人力車を除く」の標識。
そう、車は駐車禁止ですが、自転車と同じ軽車両扱いの人力車は特別に駐車してよいのです。人力車専用駐車スペースということですね。(9:00〜19:00が専用時間)
さすが浅草、さすが人力車!存在感が違います!
雷門周辺には足袋を履いた半被姿の元気なおにいさんたちが!
人力車を自分の体のように扱うプロ、車夫の方々です。
今回「人力車」の乗車体験にご協力いただいたのは、「浅草人力車 くるま屋」さん。
乗車当日は「雷門の交番前」で待ち合わせをします。
くるま屋さんの専務で元ラガーマンの杉浦さんと合流。半被姿かっこいい!まずはハイポーズ☆
浅草エリアだけで人力車の事業者が全13社ほどあるため、くるま屋さんと待ち合わせをする際は背中の【車】という文字を目印に!
人力車をよーく見てみると隅から隅までピッカピカ!なんだか乗る前から気持ちの良い気分になりますね〜。
この日コースを回っていただいたのは、千葉県出身3年目の車夫、石塚 匠さん。
石塚さんに「よろしくお願いします」とご挨拶をして、
いよいよ乗車!乗車の際は一人ずつ乗ります。備付の階段を使って…「結構位置が高い!!!」とびっくり!
シートに着席したらシートベルトを締めて、冬場は暖かいひざ掛けを掛けてくれます。
石塚さんと出発前の記念撮影!あらゆる角度からパシャパシャと撮影を行い
いざ出発、「いってきま〜〜〜す!」
この日は西エリアの昭和レトロな下町めぐりコース&東エリアの東京スカイツリー絶景コースを織り交ぜた、くるま屋さんおすすめの40分コースを体験しました!
ごっちさん&むったんともに人力車は人生初!
乗車したときの目線は絶妙な高さ!乗用車以上バス未満…な感じ。
その高さはとても見晴らしが良くて、視界の先が広く見渡せていい感じ!
身体でリアルに風を切って走れるのも心地良い!とてもさわやか〜♪
乗車地点の雷門通りを出発して、雷門前を通過し、西エリアの『オレンジ通り』から人力車巡りスタート!
このオレンジ通りは職人さんのお店が多いことから別名「職人通り」とも呼ばれているそう。
オレンジ通りのゆるキャラ『オレンテ君』のおうちもありますよ〜!
オレンジ通りで有名なお店といえば、手塚治虫さんや王貞治さんといった著名人が通ったということでメディアにもよく取り上げられる喫茶店「アンヂェラス」。水出しコーヒーの先駆け的なお店なんだそう!石塚さんのおすすめは「クリームソーダ」!
オレンジ通りを一本左に入ると”願かけたぬき像”12体が並ぶ『たぬき通り商店街』。
《招福》《愛情》《開運》など、たぬき像それぞれにご利益があり、たぬき像の前を通り過ぎるだけでもそのご利益が受けられるとされているそう。皆さん、人力車に乗ったままでも大丈夫ですよ、安心してくださいね〜♪
新仲見世商店街を突っ切って、『ホッピー通り』をちら見。
ホッピー通りにはたくさんの飲み屋が立ち並んでいて、休日になるとお昼から店外までお客さんであふれているんだそう!
…ホッピー通りを(無事に)通過して、『伝法院通り(西側)』へ。
伝法院通りは江戸時代の街並みを再現した通りになっていて、確かにお侍さんが歩いていても違和感のない雰囲気。
浅草公会堂前にある『今昔きもの胡蝶』さんの屋根に中村勘三郎さんをモデルにしたネズミ小僧を発見!
『浅草寺伝法院』の中には日本庭園があり、春季に一般開放されています。
庭園の広さはなんと野球場丸々1個分くらいだそう!
春になったら是非来てみたいスポットですね〜。
・・・石塚さん撮り方やばい!車夫さんならではの工夫のされた撮り方で写真写りも変わるんですな〜!と感心してしまいました。
雷門前の交差点向かい側にある、「浅草文化観光センター」は2012年に開館。
モダンな建物は8階建て、最上階には無料で一般開放されている展望テラスがあり、
浅草の街並みや東京スカイツリーが一望できる人気のビュースポットになっています。
カフェもあり、散策に疲れた時のちょっとした一休みにもおすすめ!
きっと一度は見たことがある、浅草のシンボル的なスポットといえば吾妻橋の向かいに見える金色の雲のようなニョロっとした形のオブジェ。
子供の時、あの形を初めて見た時、誰しもが同じものを想像したことでしょう。
あえて多くは語りません。是非人力車に乗った際に聞いてみて下さい。
浅草駅前の大通りを走り、先ほど通った伝法院通りの東側へ。
細い路地を一本入ると、メディアで何度も紹介されている老舗洋食レストラン『レストランomiya』、
粋なデザインの手ぬぐいを取り揃えた『染絵てぬぐい ふじ屋』、車夫さん御用達の足袋やお祭り用品が売っている専門店『浅草中屋』など浅草ならではの名店が立ち並んでいます。
その道を抜けると『弁天堂』があります。弁天堂の御本尊・弁才天様は楽器の琵琶を弾いていたことから技能・芸能の神様と言われています。
ですが弁才天様は恋愛経験なし(?)だったため、カップルを見ると離れさせたくなってしまうんだとか…!カップルで弁天堂に行くのは避けたほうが良いかもしれません。。。
『浅草寺二天門』は約400年前に建てられて、なんとこれまで一度も火災などの損壊なし!
浅草寺は火災などが原因で過去4回ほど建て替えを行っているそうです。
そのため二天門は大変貴重な建造物で国の重要文化財にも指定されています。
産業貿易センター・花川戸公園前を走り、東京スカイツリーの絶景写真スポットへ!
江戸通りの東参道交差点を渡った隅田公園前に到着!
皆さん、東京スカイツリーを撮影する際、東京スカイツリーの真下からだと大きすぎてなかなかキレイに写真に収めるのが難しいなぁって感じたことないですか?
このスポットだとちょうど良い距離感で東京スカイツリー全体が綺麗に画面に収まりますと石塚さん。
石塚さんにポーズの指導をいただき、「とある看板」を指さして撮影。
「確かに東京スカイツリーは上から下まで写っててしかも趣感じる写真になってるー!」
この撮影スポットおすすめです☆春には桜が咲いて綺麗そう〜♪
そろそろ帰路に戻る中、浅草駅前は車、バスで渋滞。
車幅がある人力車は通り抜けできず一緒に渋滞です。これも人力車ならではの経験!
右側には東武スカイツリーライン浅草駅の駅舎にもなっているEKIMISEが。
屋上は展望デッキになっていて夏場にはビアガーデンも楽しめるみたいです!
ここからも東京スカイツリーがバッチリ眺められます!
右手に名物電気ブランが楽しめる浅草老舗の『神谷バー』、その味は日本一と言われるどら焼きの『亀十』といった有名店の前を通り過ぎ…
出発地点の人力車乗り場にゴール!
今回は人気NO.1の40分コース、走行距離にして4〜5kmの観光でした。
楽しかった人力車の旅は本当にあっという間!
人力車は想像していたよりもスピードが速くて、短時間でいろんな場所を巡って、だけどその中で車夫さんから聞いたお話や知識、工夫がたくさん詰まっていて、聞いたお話はこれを書いている今でも頭に残っているくらい鮮明で…これまでに体験したことのない貴重な良い思い出になりました。
ご協力いただいたくるま屋の杉浦専務・車夫の石塚さん、本当にありがとうございました!
ジョルダンクーポンはこれからも「浅草人力車 くるま屋」さんを応援します!
Q.【石塚さんが車夫を志したキッカケ】
A.それまでは千葉で働いていたがいつしか東京で働いてみたいと思うように。
たまたま観光で遊びに来た浅草で人力車と出会ったことをきっかけに「くるま屋」さんに入り車夫になったそう。くるま屋さんは単身者向けの寮があり、地方から身体ひとつで上京してくる人も珍しくないんだとか!今では1日に平均6〜8組位のお客さまを乗せてガイドしています!
Q.【一人前の車夫になるまで】
A.入社後は車夫の基礎となる「人力車の引き方」や「浅草の案内スポットの知識」、「トーク」、「おすすめの撮影スポットや撮影のコツ」等を研修で学び、なんとほとんどの人がたった1ヶ月間で研修を終え、一人立ちをするそうです!!
そこからは実際にお客様を乗せての実務で経験を積んでいくんですね〜。
車夫さんの知識の量は豊富で「ほえ〜!」「そうなんだ〜!」と思わず声に出してしまうほどでした。
■くるま屋さんの人力車は[2人乗り]と[3人乗り]があり!☆3人乗りは台数が少ないので予約が確実!
■人力車の本体価格は2人乗りで150〜180万円!3人乗りは220万円…!!!
■人力車の車体は2人乗りで1台70kg程度。人力車を引くときは腕の力はあまりいらないらしい。(意外!)
■タイヤの大きさは直径1メートル位。乗った時の高さは一般的な乗用車よりも目線が高くなり見晴らしが良い!
■くるま屋さんの人力車の車体はとにかくピカピカ☆錆汚れ等一切見当たらずまるで鏡のよう。
「お手入れの秘訣は乾いたぞうきんで磨くこと!」
■人力車には屋根がついていて雨が降っても大丈夫!くるま屋さんはよっぽど悪天候でない限りは営業を行っているそう。
■人力車は軽車両扱いで車と同じ車線を走ります。浅草の街には人力車がたくさんいるからか、心なしか車も人力車に優しい気がします。人力車の乗車場所の道路は「人力車専用車線」になっています!(9:00〜19:00が専用時間)
■人力車の乗り心地はなんとも不思議に心地良い!開放的で「躍動感」と「疾走感」を同時に体感できるただ一つの乗り物!